2009年6月22日月曜日

DOAとSOA

入社当時、機能中心型の設計では、ITベンダーにとっての失敗案件が多くなるので、DOA(データ・オリエンテッド・アプローチ)による設計を叩き込まれ、その方法で案件を成功させてきた身にとっては、SOA(サービス・オリエンテッド・アーキテクチャー)は、受け入れるのに時間のかかる代物だった。

DOAの主要成果物は、DFD,データフロー、IPO、データディクショナリー。あと、画面定義をつければ、単体のシステムであれば、そこそこの設計と実装ができる。

単体のシステムは、それ自体が綺麗に設計されていて、相当のマシンで稼動していれば、それはそれで幸せなのかもしれない。

ただ、単体のシステムは、その設計方法が固かっただけに、色々な意味での柔軟性が比較的弱いかもしれない。

HW,SW,アプリケーションをそれぞれ柔軟に組み合わせて、アプリケーションを作っていく方法として、SOAが脚光を浴び、光がうせてきて、ジワジワと浸透していくと思われる。

SOAは、ITの構成要素を柔軟に組み替える点で、EAとも関連深く、EAはDOAとも関連付く。

SOAを実現するには、企業全体でデータの整合性があってないと実現できないように思える人もいるかもしれないが、そもそも企業全体でデータの整合性が取れている所は、経験上、非常に少ないと思う。

企業買収、合併、OEMなどデータの整合性が取れないので、商売できませんなんてことは言えない。マスターテーブルを複数持ったり、システムを複数メンテナンスしていたり・・・

DOAベースの分析と、SOAミドルウエアによるデータのマッピングの両面が必要だ。

2009年6月10日水曜日

WebSphere CloudBurst Appliance

IBMがWebsphereのアプライアンス・サーバーだしてきたかーと期待したものの、ちょっと思ってたのと違った感じ。

デモ・ビデオをみると、WAS v7ハイパーバイザーエディションという、たぶんLinux上にインストール済みのWASが入ったVMWareイメージをVMWareサーバーに配布するアプライアンスのようだ。

クラウドバーストってそういう意味か・・・ クラウド環境にWASの雨を降らせましょうと。でも、なぜVMWare環境?

考えようによっては、インストールとか構成とかをそれほど気にせず、簡単に環境構築ができそうだけど、これを有効に活用できるのって、データセンターとか企業全体でWebsphereを標準採用しているような大規模なところだけかと。いや、HWの進歩はすごい勢いだし、意外に需要があるのかもしれない。

てっきり、Webアプリケーションサーバー専用機を出したかと思ったんだが、ある意味、想定外というか新しい位置づけ。

オタク系IT技術者(テッキー)にとっては、お手軽に仮想環境内に自分専用の環境が作れて(作ってもらえて)、いろいろ試せそう。まあ、個人で買える様な金額じゃないと思いますが・・・

IBM BPM BlueWorks

BPM BlueWorks という製品がIMPACT2009で発表。 実際にどんなものが出てくるのか、わからないけど、Impact資料を見ると、ブラウザーベースでビジネスプロセスをお絵かきできて、そのサーバー製品がクラウド環境で稼動するような・・・
ビジネス・プロセスの領域から、企画的な部分も含めたUIが提供されるようだ。

業務の大枠から粗いプロセスモデルまでをBlueWorksがカバーして、モデルの詳細化、シミュレーション、BPEL変換などは、WBModelerで、プロセス実行エンジンは、WebsphereProcessServerという流れになる模様。

BlueWorksが一般にも公開されるのか?サーバー環境として売られるのか?

ビジネスプロセスを書いてみようと思っている人が、ブラウザーでさくっと書けたりするのは、裾野を広げるという点で、いいかも。

NTTデータ・ビズインテグラル

気になる存在ではあるが、コスト削減的なポジションを取っているように見える。
別会社にして新しい枠組みにしたみたいだが、どれくらいのインパクトをだせるか。

http://biz-integral.com/




ITベンダーがリードするBPMってどうなんでしょう?

数年前から、外資系大手ITベンダーがこぞってBPMに力を入れています。各ITベンダーは、コンサルティングフ・ァームを買収したり、提携したり。ファーム自体がIT構築を手がけたり。

各ベンダーとそこに関係するコンサルの人たちは、相乗効果を出しつつ、差別化が図れているのでしょうか?

日本では、業務系はお客様がリード、IT系はベンダー任せという構図・構造があるようにも思えます。BPMの適用において、こういう構造を乗り越えるところから始めるとなるとかなり敷居が高そうです。

構造をかえずにBPMをやってみようというのであれば、お客様が自身で実践してみるしかないでしょう。。。

何から始めるべきか?どうやったらいいか?

この程度なら、コンサルに聞かなくても、ITベンダーの担当者の話を聞くだけでも、結構参考になるかもしれません。


その後、効果測定が肝になってくるでしょう。

2009年6月8日月曜日

SOAは死んだ?

去年くらいから、「SOAは死んだ」という記事なりブログを見かけるように。

死んだというメッセージはセンセーショナルだけど、明確な対案なりがでていないので、トレンドとしての輝きは失ってしまったと?
まあ、SOAが言葉として出てきたときには、既存システムの古さと複雑さに対する「銀の弾」的な輝きがあるように見えたし、オブジェクト指向派の復活の狼煙にも見えたりしたが、ITシステムが向かう方向としては、間違ってなかったかと。ただ、実案件では話が大きくなりすぎて、IT部門の人にも重荷、ベンダーも儲からない領域まで昇天してしまったのが実情なのかと。

SOA自体は死んだというより、一旦潜ったということで。

次のITベンダーの一手二手は、ビジネス・プロセス・マネジメントとイベント・プロセッシングと勝手に思ってます。

BPMよりイベント・プロセッシングの方が受け入れられやすい気がするけど、どちらにしても、お客さんがITを武器にしてもっと儲けられないと駄目。

ITがコスト削減対象になっているのは、価値がないと思われているからですね。。

お客様も悩んでいる?


最近、訪問させていただいたお客様は、「ITを武器にしたい」とのこと。 大きな目的だと、考えるベクトルは同じ方向という気がしますが、具体的なところに落とし込んでいくと、できる限りやすく仕上げたいお客様と収益を確保したいベンダーの思惑が入り混じっていくような。

ベンダーはもっと革新的な製品なりソリューションの提供が求められますなぁ。。。

はじめに

2004年からSOAという言葉のもと、活動を開始し、紆余曲折を経て、現職へ。

おもに、日々の活動で思ったことを書いていきたいと思います。